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森羅万象、すべてに法則があることを人は認めようとしないけど、永遠なんてものは存在しない。 この世に存在するすべてのものに寿命があり、旬が有る。 空に広がる宇宙も無限では無いし、永遠に見える宇宙にも終焉があり、輝く太陽にもこの地球にも終焉がある。 すべてのものは無から誕生し必ず無に帰る。 あって当たり前だと思っていたものは、 失くして初めて大切だったことに気付く。 家の鍵。 携帯電話。 財布。 何でも言い合えると思っていた恋人。 明日も会えると思っていた友人。 ずっと一緒に居られると思っていた家族。 あの東日本大震災が起きる前年の五月の連休の前、 妻は忘れているかも知れないが、当時の俺の日記には 「今のうちに石巻の両親に会っておきなさい。会えなくなるときがくる」とうるさく言っていた。 俺にはそういう予知能力があるらしい。
これからもずっと隣にいてくれるわけじゃない。 これからもずっと一緒に笑い合えるわけじゃない。 これからもずっと会えるわけじゃない。 だから会いたい人には会えるときに会って、 話せるときに話して、 笑えるときに思いっきり笑っておく。 今がずっと続くわけじゃないって気づけば、一日一日を大切にできる |
13:07, Monday, Nov 04, 2024 ¦ 固定リンク
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